自分を見ても
周囲を見ても
ブスになる覚悟をするのは比較的簡単。
自分の取り巻く周囲から
「ブス」
と言われ、
自分で自分はブスであることを肯定し、
ブスならこれを選ぶ。
とブス基準で地味な物。
可愛くないものを選択する。
可愛いものは可愛い人にしか似合わない。
そう心の中で思いながら、卑屈になる。
自分を自分でけなす。
ブスになるのって簡単。
なのに、同じように、
自分を美人と肯定し、
美人であればこういった物を選ぶからと
美人基準で選び、
美人になる生き方を選ぶ。
実際、ブスになるか美人になるか。
自分がどう生きたいか。
どう生きるか。
という覚悟の問題だと思う。
ブスになり、自分が他人から見下されることで、ホッとしてしまうこともある。
見下されてイライラしないの?
と言われることもあるけれど。
見下されれば、下手にマウントを取られることもないし、大して相手にされない。
反面、中途半端な立ち位置だと、マウントを取る人の相手をしたり、嫌がらせを受けることがある。
けれど、美人カテゴリーに入れば扱いは格段に良くなる。
時折変な人は出てきても、一番快適。
といえど、美人になるには、ブスのときより気合を入れて身だしなみや自分の生活習慣も整える。
私が自分を美人に作り上げるのに一日では出来上がらないから。
日々、
ヘアケアやスキンケアをして、
自分の体のメンテナンスをして、
自分の身の回りを整えて。
ブスのときの、だら〜っとした生活とは違う。
他人から見られる機会も、ぐんっと増える。
ブスにはブスのメリットがある。
身だしなみを気にしなくていいから楽。
必要以上に他人から相手にされない。
関わりたくない人とうまく距離が取れる。
美人には美人のメリットがある。
好意的な態度を受けやすい。
人間関係がうまく行きやすい。
丁寧な扱いを受ける機会が増える。
情報がまわってきやすい。
さて、その上で、自分はどうなりたいか。
私は今も、ブスだな〜と思う格好で出かけることはある。
現在は、美人扱いを経験したおかげで、堂々と相手と対話できるようになったため、嫌な態度を取られることはなくなった。
楽だし、人と関わらず、一人で静かに過ごしたい日にはもってこい。
これを主体にするつもりはないけれど、使い分けできるのは、私の生活には合っていて楽。
常に美人でいる。
そういう生き方が素敵だと思ってきた。
でも、時には力抜いて生きたい日もあるよね。