先日読んだ本
の冒頭に、
吉田松陰の有名な「松下村塾」の解説があった。
松下村塾は、十畳と八畳の二間。
吉田松陰が教えた期間は二年半。
そこから、高杉晋作、伊藤博文を始め、
総理大臣二名、国務大臣七名、大学の創設者二名が結果として表れた。
という冒頭の話をオーディオブックで聞いて、
吉田松陰にすごく興味を抱いた。
ということで、吉田松陰の生涯について知りたかったので、こちらの本を読んだ。
すごく面白かった。
文章としても分かりやすく、私が知りたい情報がとても明確によく記されていた。
●本を読んで学びたいこと
・吉田松陰がどのような人生を歩んだ人なのか知りたい。
・吉田松陰が具体的にどのような勉強をしていたのかを知りたい。
●気付いたこと、学び
・志があるからこその学問であること。
・常に学ぶことが重要であり、学問は、前進するか、後退するかのどちらかだから、常に学び続け、前進し続ける必要がある。途中でやめてしまえば、それまでの積み重ねが無駄になってしまう。
・儒教、孟子、孔子、歴史についてよく学んでいた。
・学ぶことは、実践あってのこと。
そして、実践する、行動に移すうえで志は必ず必要なこと。
・自らの志に命を懸けること。
・獄中で多くの本を読む。
・獄中で、講義を行う。
・自分の意見を話す腕大切なことは、自分の立場で自分の出来ることを話すこと。
●すべきこと
・自分の志、自分の中での軸や、自分の向かいたい方向、自分の信念をしっかり持つこと。
私も、自分の信念で大切にしていることがいくつかあり、それが周囲とは少し異なる価値観があることも理解していた。
思想、行動としては素晴らしいけれど、実践となると共感してもらえない。
「自分の人生を効率的に生きるには周囲のように生きるべき?」と一瞬頭をよぎることはある。(といっても、信念は全くブレないので、本当に頑固なのだと思う。(笑))
彼の場合は、より壮大で、命に係わる場面でも、自分の考えをしっかり持ち、主張した。
大志を抱き、大使に命を懸けて生きていた。
自分にとって大切な思想や志が他人と違うことで、自責する必要はないし、私はもっと大切にした方がいいのだと、勇気をもらえた。
久々に歴史上の人物の書籍を読んだけれど(本当にいつ以来だろう…。)
すごく面白いな。
考えてみると、学生時代の歴史の成績は、教える先生の技術で点数の振り幅がすごかった。
基本的に私は歴史をストーリーで覚えるので、ストーリー仕立てで時代背景をしっかり教えてくれる先生であれば9割以上の点数がとれた。
反面、何の話をしているのか理解が出来ない先生の場合は、4割も取れないこともあった。(笑)
大人になってからの方が、歴史や勉強が面白いな。と思う。
実践として役に立つことが多かったり、
活かし方の幅が学生時代よりずっと広がるからだろうね。
本当に学ぶだけではだめだし、実践は必ず必要だし、
実践をする上で、自分の思想や志は重要で、
その自分の大切な思想や志は、結局学びの中からしか出てこないと思う。
そう考えると、常に学ぶ姿勢というのは、生涯大切にしなければいけないし、
もっと、学ぶ時間、実践する時間を私は作っていく必要があると感じます。