♥思い出したくない記憶
幼少期、どうしても思い出したくない記憶。
痛々しい記憶がある。
すべては覚えていない。
もっと辛い記憶もあったのかもしれない。
でも、思い出すことを止めてから、覚えている記憶自体が少ない。
その中でも特に自分が嫌いな記憶。
♥辛い過去を振り返る
過去起こった記憶の中で、特に一番キツかった。
何度も経験したことがある。
ずっと泣いていて、
ずっとお母さんを呼んでいた記憶。
一人で謝っていた記憶。
罪悪感に苛まれていた記憶。
嫌な記憶しかないと思っていた。
思い出したくもないし、
思い出すこともほとんどなかった。
でも、過去を見つめかえそう。
そうしないと、自分のトラウマ抱えたままだと私自身が表面的にどんなに良くなっても、深層がボロボロのままだと、本当に幸せになれない。
そう考えたからだ。
そんなとき、以前から見ていたyoutuberさんで、過去をそのまま見つめなさい。
癒やそうとしたりしなくていいから、ただ見つめて。
そしたら、いつか、温かい?楽しい?(ごめんなさい、この辺曖昧です。)記憶も一緒に蘇るから。
というのを見て、以前は、へーと思い、とくに何も思わなかったが、過去を振り返りたいと思い始めた時期に久々に偶然であった動画だった。
そこで、一番嫌な記憶を思い出した。
久しぶりに思い出し、ゆっくり味わう。
もうずっと昔のことなのに、自分の周りの様子や、環境、感情、様々なことが思い出され、辛かった時を思い出し、涙が溢れた。
久々に泣いた。
そうして、暫く思い出にふけっていた。
全然楽しい記憶も温かい記憶も、プラスの感情も湧いてこなかった。
でも、ある人のことを思い出した。
私がいつも辛くて泣くと助けてと、頼れる存在がいたことを思い出した。
ずっと忘れていたけれど、いた。
いや、いたことはうっすら記憶に残っていたけれど、頼っていた意識が欠如していた。
何をしてもらったか忘れていたから。
私はいつも泣くとその人を頼っていた。
泣きながら、その人に何を訴えていたのだろう?
ふと気になり、久々に連絡した。
私あの頃何を話してた?
と聞くと、
親がひどいと怒っていたよ。
と言われた。
確かにそうかもしれないけど、どちらかというと、当時は親から怒られ、避けられ、罪悪感に苛まれた気がすると思っていた。
でも、何度聞いても、怒っていたよと話された。
そこで、私なんで、あなたにそんなに頼ってたんだろう?
と聞くと、
私はあなたの味方だからね。
と言ってもらえて、思わず涙が溢れた。
あ、味方がいたんだ。
だから、私は辛くなるとこの人を頼っていたんだと気付いた。
ずっと、ずっと忘れていた。
何がきっかけで頼らなくなったのかは分からない。
全く頼っていなかったわけでもなく、思い返せば、幼少期から辛くなると、顔を見に行っていた。
優しくて、包み込んでくれて、そのままで愛してくれる存在。
ずっとずっとどうして忘れていたんだろう。
色々状況や環境が変わったことも要因としてはあるのだろう。
でも、思い返してみれば、いつだって、沢山の愛情をくれていた。
私が幼い頃、頼ってたとき、どんなお話した?
と聞くと、
大丈夫。
すぐ良くなるよ。
私はあなたのこと大好きだからね。
私はあなたの味方だからね。
その場にいたら、すぐに駆け付けたのにね。
あなたは大切な子だからね。
あとで、お母さんのこと怒っといてあげるね。
ずーっと自分が欲していた言葉をくれた。
ずーっと自分の欲しい言葉をかけてくれる人がいたんだ。
ということに、初めて気付いた。
初めて気付いたというより、思い出したという方が正しいのだろう。
でも、本当に本当に幸せで嬉しかった。
嬉しくて幸せで涙が溢れた。
本当に本当に幸せなことを知ることができて良かった。
振り返る覚悟をして、振り返ることができてよかったと改めて感じた。
大切な人、
信頼できる人がいたことが
本当に嬉しくて感動した。
ありがとう。大好き。