前回の続き。
人生がときめく片づけの魔法
人生がときめく片づけの魔法 改訂版【電子書籍】[ 近藤麻理恵 ]
の続編人生がときめく片づけの魔法2
について、前回、お話したかったのですが、話がそれに、それた…。(笑)
人生がときめく片づけの魔法
は、片付けについて、とても詳しく記載されていたので、
内面的な内容なのかな…?と思い、読み始めました。
感想としては、片付けの魔法の、続編というより、付属に近い内容に感じました。
洋服のたたみ方など、片付けの魔法を深堀した内容で、被る内容もあったため、私は人生がときめく片づけの魔法の内容のほうが、片付けをする人の背中を押すという面でも、個人的にはときめく内容でした。
それでも、心に残った一文ももちろんあります。
私が純粋に好きで着ている洋服も靴も、もちろん大切なモノに違いないのだけれど、大切な人たちとの思い出を吸ったモノに敵わないことを知りました。
という一文。
こちらの一文は、私も片付けを終えたあと、深く感じました。
物と向き合う。
物と向き合うとき、もちろん、その物自体に対して好きな感情がありますが、それとともに、一緒に思い出が浮かんできます。
この服では、ここへ出かけ楽しかったな。
この服で、こういうお話を長々としたよね。
この物は、〜さんに褒められたな。
などなど。
物が思い出を一緒に吸い込んでくれている。
一人暮らしを始め、自分と物との思い出がある。
けれど、それ以上に、私と誰かとを繋ぐ思い出を持った物のほうが愛着も湧き、愛情深い気持ちになる。
私も、こんまりさん同様一人の時間は大切なタイプの人間です。
けれど、また、こんまりさん同様、人と過ごす時間も大切にしたい人間です。
人と過ごすかけがえのない時間。
かけがえのない思い出というのは、一人の時間では得ることのできないものが沢山あります。
かけがえのない思い出を物が覚えてくれている。
素敵なことだなと思います。
そして、そんな大切な私の時を一緒に過ごしてくれる物は、愛着が湧くとともに、一緒に過ごしてくれて、ありがとうと、大切に思えます。
大切にしたいと思える人や物が分かり、大切にできるようになったのは、本当に片付けのおかげだと思います。
片付けは、ときめくもの、
要は自分にとって大切なもの、自分を大切に扱うために必要なものを選び取る作業。
本当に大切なものを選択し、大切に扱う。
物を大切に扱い、私を幸せにしてくれてありがとうと、以前よりずっと大切に、物に対して思うことが出来るようになりました。
大切に思い、大切に扱うからなのか、以前よりずっと物持ちもよくなりました。
大好きな物に囲まれ、自分が居心地よく過ごさせてくれる物に対して、とても感謝していますし、今の生活にとても、幸せを感じます。
片付けを終え、お金の使い方もかなり変化しました。
お洋服や交際費、美容品への出費が多く、普段の食費や、日用品にはそこまでお金を費やしていませんでした。
片付けを進める中で、日用品や生活用品への出費を重視し、お洋服や美容品の出費が減りました。
日用品や生活用品は、以前はこだわりがなく、適当に選んでいましたが、今は使いやすさや、自分の生活の幸福度が上がるものへは必要な経費として考えるようになりました。
お洋服や美容品に関しては、片付けを通して、多く物量は不要だということが理解できました。
現在、お洋服や美容品を我慢しているというわけではありません。
現在もお洋服や美容品は好きですが、片付けをしたことで、自分に合う物、必要なモノの取捨選択が出来るようになった。という感じです。
以前は、流行だから、安いから、こういう服も着てみたいから。
という理由で気軽に購入しては、
ここが嫌だ。
ここが気に入らない。
なんとなく嫌。
動きづらい。
等の理由で、袖を通さない服がたくさんありました。
けれど、片付けを通して、結局自分は
・動きやすい
・自分が綺麗に見える
・自分に似合っている
・自分を綺麗に魅せてくれる
服しか着ないし、そういう服じゃないと自分の魅力にもつながらない。
ということを理解できるようになったので、
・服の生地をよく見る。
・動きやすさ
・フィット感
・締め付け感が強すぎないか
・体の形が綺麗に見えるか
・色が自分に合っているか
など、自分に似合う物をしっかり見極めることができるようになったため、気軽に購入する機会が減り、出費が減ると同時に、自分が気に入る物があれば、高いと思っても、投資出来るようになった。
美容品に関しても、色々なモノに挑戦し、最終的に、各々の自分の時期に合うものを自分で少しずつ選択出来るようになったと思う。
まず、以前は、この成分や、このテクスチャが嫌だけど、この美容品に惹かれたから…と、嫌な部分に目をつむって購入することが度々あったが、それをまずやめた。
良いと思う物だけを購入するようにしている。
そして、嫌だなと思うところがあれば、物にしろ、美容品にしろ、食品にしろ、欲しいと言う人がいればすぐに譲るようにした。
以前は、嫌々使用することもあったけれど、結局消費期限内に使用せず、捨ててしまうことが多かったので、嫌だと思えばすぐに人に譲り、気持ちよく使ってもらうことが一番だと学んだ。
交際費に関しては、以前は、気持ち的に行きたいと思えないときも、とりあえず、顔だけは出しておこうという姿勢だったが、自分の気持ちを尊重出来るようになった。
出費に関しては、現段階では、自分が気持ちよく過ごせるために、必要な物を買い替えたり、試行錯誤している面はここ数年あるので、出費が大きく減ったという感じは、正直しない…。(笑)
けれど、自分の生活の質は確実に上がった。
生活の日用品の中には、定期的に買い替えが必要な物もある。
消耗品の類などは、その一例だ。
けれど、調理器具を始め、数十年単位で使用する物も中にはある。
片付けを終え、安い物を使い、汚くなったら買い替えるという考え方から、
高価でも、使いやすく、長く使える物を大切に使っていきたい。
という考え方にシフトした。
大切にしたいと自分が思えることは、全て幸せに繋がっているなと感じる。
だって、
大切にしたい物に出会えたら、すごく嬉しいし、大切に扱いながら使っている時は、幸せだなと感じる。
大切にしたい人に出会えたら、すごく嬉しいし、大切に接し、一緒に過ごす時間は幸せだよね。
大切にしたい存在は、人でも物でも、大切にしたい存在に出会えたこと自体が幸せで、そうした大切にしたい存在と一緒に居れるということもまた、とってもハッピーなことだと思う。
本当に片付けを終えることができてよかったな。
自分の人生も価値観も生き方も大きく変わりました。
こんまりさんには、本当に感謝しています。
そうそう。
人生がときめく片づけの魔法2
で、こんまりさんが、片付けを終えた後に、妹さんとご一緒に、ご両親に写真をまとめたものをプレゼントするお話が載っていて、とっても素敵💛
と、ときめいて、機会があれば、わたしもしよう💛
ちょっと、面倒くさいけど…(笑)
と、思っていた数日後?
実家で久々に片付けをしていて、それがちょうど、アルバムや、昔の資料の片付けの段階だった。(本当に意図しているわけではなく、実家の片付けが終盤だったこともある。)
アルバムを片付け終えた後、ふと、こんまりさんの写真をまとめたアルバムの話を思い出した。
私の場合、時間いっぱいあったわけでもなく、限られた時間の中で、思い付きで始めたが、10冊前後のアルバムをぱーっと見返し、必要な写真をスマートフォンのカメラで撮り、後日、写真を取捨選別してアルバムを作成した。
私の場合は、アルバムから直接写真を移し替えるということはしなかった。
というのも、アルバムの多くが私の管理下の物ではなかったため、勝手に移し替えるということに抵抗があったこと。
自己満足での取捨選択のため、喜ばれるか、現段階で確信が持てなかったこと。
そのため、画質は落ちるし、光も入ってしまったり、状態としてはイマイチな面もあるが、自分が撮影した写真でアルバムを作成した。
アルバムと言っても、フォトアルバムで作成した。
アプリで起動して、自分の選んだものを移していくだけで良いので、とても手軽に出来たので本当におすすめ。
私は、自分のアルバムのまとめをしたのではなく、両親へプレゼントとしてアルバムを作成した。
両親もとても喜んでくれた。
両親が喜んでくれたのも、もちろん嬉しかった。
ただ、アルバムを作成するにあたり、両親のこれまでの歩みと共に、自分の幼少期や、その頃の両親の姿、家族について改めて写真を通して見る機会にもなった。
写真をよく見返す中で、私は、親との不仲を長い間悩んできたが、
昔の両親の写真を見る中で、今も理解できない過去の言動はもちろんあるけれど、
両親も一生懸命生きてきたんだろうな。
という思いや、当時の自分の感情、
温かい感情や感謝の気持ち、色々な登場人物がいたこと、
色々な気持ちがあっても、結局大好きな気持ちだったり、
色々な感情が湧き出て来た。
整理できない感情や気持ちもあるのか、
過去の自分に対する思いなのか、
過去の自分から今の私に対する気持ちなのか、
色々な感情がめぐって、アルバムを整理するなかで、
涙が出てくる場面もあった。
片付けは、色々なことを感じさせてくれたり、学ばせてくれたり、自分自身の整理の場にもなっている。