❤物を大切に扱う
日々、生活をするなかで、物への接し方に疑問を感じる人がいる。
戸を大きな音を立てて閉める人。
何か取り出す際に、取り出しづらくて、大きな音を立てて、力付くて取り出そうとする人、
そうした大きな音は、その人の人柄も表していることを感じる。
思い遣りのない物への扱いは
思い遣りのない人なんだなという印象を抱いてしまう。
例えば、物を置く際に、投げ捨てるようにして置く人。
がさつな人という印象を抱く。
大きな音を立てて物を扱う人は、力任せで物を扱う人が多いので、
男女ともに少し怖い印象を抱く。
人への扱いと
物への扱いは異なる。
そう言いたいのは分かるが、
物を丁寧に扱えれば、人へも丁寧に扱えることは多いと思う。
というのも、物を丁寧に扱える余裕がある人というのは、それだけ余裕を持って生活しているので、人へも気遣いができる人が多い。
例外的に、自分の物にはとても丁寧に扱うけれど、人への接し方、人間関係の築き方に疑問が残る人もいるが、そうした人は大抵、自分の物や大切にしたい物のみ丁寧に扱い、関係のないものなどは雑に扱うのではないかと予測する。
そして、物を乱雑に扱っている人は、大抵が自分に対しても、人に対しても乱雑に扱っている人が多い印象がある。
中には、自己中心的で、自分の利益ばかり大切にして、自分だけを大切にしているように見える人もいるかもしれない。
けれど、そうした人も、よくよく見ると生活面で自分を大切に扱えていなくて、余裕がない人が多い印象がある。
もちろん、印象や出会ってきた人の問題もあると思うので一概には言えない。
けれど、物を大切に出来るということは、それだけ余裕を持って生活が出来ている人が多いと思う。
❤自分に関しても
と、まあ、ツラツラ述べてきましたが、私自身も過去物の扱いが乱雑で、よく周囲から注意を受けていたタイプで、ようやく最近物を丁寧に扱えるようになったとき、周囲の物への扱いに気づけるようになった次第です。
私自身、過去物が溢れた生活をしていた頃、
自分に本当に余裕がなかった。
自分のことでいっぱいで、ちょっとしたことにすぐ動揺したり、傷付いたり、いっぱいいっぱい抱え込んでいるものがあった。
物の大半を手放したころ、ようやく自分の手元に残っている物を管理し、手入れできるようになった。
手入れするようになると、自然と物への扱いも丁寧になった。
物を乱雑に扱っていたときは、本当に無意識で、周囲から
もっと丁寧に物を扱え!
戸は優しく閉めて!
ガンッ!と物をおかない!
力任せで扱わないで!
と、よく言われていたが、当事者である私は、なぜそんなことを言われるのか理解できていなかった。
その時は、本当に無意識で、乱雑な扱いをしていた。
物を丁寧に扱おうと気を付けようとしても、まず、自分のどういった点が乱雑になってしまうのか根本的に気付けていないので、なかなか改善できなかった。
それが、物の総量を減らし、自分の管理できる範囲に納めると、自然と丁寧に扱えるようになった。
キャパオーバーだったんだと思う。
そして、物を丁寧に扱えるようになると、今まで自分が乱雑に扱っていた頃のように、誤って大きな音を立てて戸を閉めると、自分で立ててしまったとはいえ、大きい音に驚くようになった。
そして、自分が乱雑な頃には気付かなかった、人の乱雑さにも気付けるようになった。
❤乱雑さに気付く
相手の乱雑さに気付けるようになると、お相手からの自分に対するおかしな扱いにも気付きやすくなる。
自分がものを乱雑に扱っていた余裕のない頃は、おかしな扱いをされても自然と受け止めていたが、物を丁寧に扱うようになり、自分のことも丁寧に扱えるようになった頃、
え?
と、気付けるようになった。(笑)
そして、物や自分を丁寧に扱える余裕を手に入れられたので、元気にもなったということ。
そして、元気になれたので、余裕のない頃は変に遠慮していたことを相手に伝えられるようになった。
おかしいので、止めて欲しいと。
あるいは、おかしな頼みごとを断れるようになった。
そうすると、より、生活が楽になった。
自分を大切に扱えていない人は、他人からの不当な扱いにも自然と気づけていないことが多いと思う。
まずは、自分や自分の身近の扱いから見直ししたらいいかもね。