💛人間観察
人間観察が好き。
人間観察が趣味。
と自己主張してくる人がいる。
初めて出会ったのは、学生時代。
それからちょこちょこ現れる。
最初は、人のことをよく見て、
人の特性を理解し、見破れる人なのかと思い、感心した。
ところが、不思議なことに、
こうした人が観察した結果として報告してくれる内容は、正直、大した内容がない。
察していた。
観察しなくても、見れば分かる。
本人が主張していた。
ということがほとんどだった。
そして、観察結果は悪口のみ。
良いところを観察した結果なんて聞いたことない。
あの人ってそんな人なの!?
素晴らしい着眼点!!!
なんて驚かせてくれる人は、もちろんいなかった。
大抵の人が気づいていそうだけど、わざわざ口に出さないんだろうなー。
と思う内容をわざわざ口に出しているだけ。
💛人を観察するより、自分を観察する
人のことを観察し、人の欠点をよく述べているわりに、こうした人に限って、自分のことがよく見えていない人が多い。
人間観察をしていて、あの人はこういう所があるから人から嫌われる。
あの服装はない。
などを主張するが、同じような箇所、もしくはもっと気になる点を
相手に対して感じたことが多々あった。
人間観察をしているのに、周囲からの目線が見えていない言動。
人間観察をしているのに、周囲からの目線が見えていない服装や髪型。
人間観察をして、そこから活かせることがあるのなら良いと思う。
私も、美人な人や可愛い人を見るし、観察に近いものがあるのも事実。
ただ、それは、彼女たちから学べるものを習得したいから。
だから、悪いところをわざわざ見つけにいかないし、欠点探しはしないから、悪口は言わない。
悪いところが目に入れば、自分はしないでおこう。で終える。
逆に、わざわざ他人を観察するなら、相手の良いところを見つけに行く。
どこが魅力的なのか、自分に活かせるところを見つける。
だから、私は人の欠点より、相手の長所を見つけることの方が得意。
そして、今後もそうありたい。
他人の欠点探しばかりしていても、人間関係絶対つまんないもの。
人生を楽しく生きるか、つまらなく生きるかって、本当に自分次第よね。
ということで、人間観察が趣味とか、人間観察が好きとわざわざ自己申告してくるようなタイプとは仲良くなれない(裏で何を思われているのか容易に考え付く)。
他人の観察をしている暇があったら、自分の観察をする方がよっぽど建設的で役に立つと思うんだよね。
人が失敗している、人の欠点にばかり目を向けた所で、
同じような失敗をするとは限らないし、欠点をなくそうと目を向けるのはいいとしても、欠点に注目するより、良い点に注目して、自分の良い点を伸ばした方が自分の魅力を伸ばしやすいと思う。
少なくとも私は、自分の人生を他人の欠点探し注目しながら終わりたくはない。
自分を観察していれば、周囲とのバランスも見えてくるし、
自分に必要なものも見えてくる。
他人を見ていても気付けるものなんて、自分を見るよりずっと少ないと思う。
だって、他人の考える人生設計と自分の考える人生設計は異なるだろうからね。
誰が一番最初に、人間観察が趣味なんて言い始めたんだろう。
他人の欠点探しが趣味なのを、誤魔化した言い方に聞こえてならない。