💛天才
天才
著:石原慎太郎
中田敦彦さんのYouTubeを見てから、ずっと気になっていた、石原慎太郎さん著書の天才。
田中角栄さんについて、石原慎太郎さんが一人称で、小説として書いている作品。
すごく、読みやすい本であっという間に読み終えた。
💛先見性のある人
カリスマ性があり、先見性のある、頭もよく、実行力があり、愛国心のある方。
先見性というのは、現時点で大多数の人が理解し得ないものを見通すこと。
だから、大多数の人から理解されないものを実行に移すというのは、多大な努力や労力があったことだろうと思う。
とくに、田中角栄さんという人物は特に頭の良い方。
周囲に秀才の方は沢山いたのだろうけれど、勉強のできる頭の良さだけではなく、多角的視点で見る頭の良さも持ち合わせていたのだろう。
また、育った環境からも、実際に現場を知り、弱い立場や貧しい環境、状況を知っているからこそ、恵まれた環境で育ってきた政治家には出てこない考え方や視点を持ち合わせていたのだろうと思う。
よく、今の時代に田中角栄がいれば。
という言葉を耳にするけれど、田中角栄さんが今この世界にいたら、どれほど面白い日本になっていたのだろう。
田中角栄さんの人生の終盤は、ロッキード事件により、政界で思うような活躍が出来なかったけれど、人生の終盤まで、総理大臣として活躍していたのなら、どれほど日本が変わっていたのだろう。
私が生まれたころにはすでに、彼はいなかったのだが。
実際に同じ時を過ごし、彼の身近にいた人達は、どれほど貴重な時間を与えられていたんだろう。
中学生位から読めるような、本当に読みやすい本でした。
本日も読んでいただき、感謝します💛