気が強い面もある性格だったけれど、
年々、穏やかになっている。
環境が恵まれて来たということも大きいのだろう。
以前であれば、カチンときていた場面でも、「ふーん。」と何も思わず流せるようになった。
すぐに苛立ち、見返したいと思っていた時期に、取り入れたいと思っていた穏やかさ。
けれど、実際に穏やかになってみると、もっと、勝気な考え方、強気な考え方を持つことも大切なことなんじゃないかと思う。
穏やかになったおかげで、人と不用意に衝突することがなくなったこと。
常に穏やかに過ごせること。
人を恨んだり、羨む機会が減ったこと。
こうしたことは、もちろん自分にとっては大きなメリットだ。
けれど、同時に、人をうらやんで、自分を高めようとしていた意識が低くなっているようにも思える。
人から言われて嫌だから、自分をより良くしようと覚悟を決めることも減った。
自分のためにより良くなりたいと覚悟を決め、動けるようになったことはいいことだが、人と接する中で、自分を変えたいと思えることもチャンスだったのだなと、改めて思う。
穏やかになることで良いことは沢山ある。
けれど、当時、周囲からは注意されることもあったけれど、
”悔しい”という思いや、
”負けたくない”
”見返すぞ”
という強い気持ちも、自分を成長させるためには大切な気持ちだったように思える。
幼い頃のように、人に不用意に喧嘩を売るということをしたいわけではない。
穏やかになって嬉しいけれど、
”自分は、こんなものじゃない!”
という強気も久々に持ちたいな。
なんて、思ってしまう。
だって、それって起爆剤でしょ?