年齢を重ねると、皆しわくちゃになって
同じ顔になる。
という発言を耳にしますが、私はそんなことは思わない。
80歳を超えた、日本舞踊の先生はとても美人だったし、ピアノや茶道の先生達も美しかった。
年齢を重ねると、より内面の美しさが外面に出てくると感じる。
正確な言葉は覚えていないけれど、
若い頃の顔は親からのプレゼント
年齢を重ねた顔は自己責任。
そう聞くけれど。
確かに、年齢を重ねるとより顕著に内面が出てくる。
最近は整形が流行って、顔のパーツを変えて自分を変えられると思っている人が多いけれど、美人やイケメンって顔のパーツだけじゃない。
立ち居振る舞いや、雰囲気、持ち物の管理でもその人の人となりを通して美しく見えるものは沢山ある。
私が美人だなと感じた先生方は、背筋がいつもピンとしていて、厳しいけれど、あたたかさのあり、気品があり、ハツラツとして美しい人達だった。
もともと、ピアノも日本舞踊も茶道も立ち居振る舞いを美しくしたいのと、美人のイメージが強くて始めた習い事だった。
実際、先生達は美しさを兼ね備えた人達だった。
所作が美しいことはもちろん、厳しい修行?技能習得へも、強い意志と、人生のほとんどの期間を一つのことへ取り組む真面目で勤勉な姿勢は、どんな分野においても美しいと感じる。
また、そうした人間性が外見にもよくあらわれていて、内面は外面を反映させたものだなと感じる。
ジャンクなものばかり食べるから外見に表れる
というより、
日々の規則正しく、丁寧な生活ももちろんだが、先生達の美しく生きようという強い意志や、愛情深い人間性が、外見にもよく表れていた。
服装もいつもオシャレで、
お裁縫が得意だから、お着物を洋装へ縫いなおしたり、
年だから、年齢を考えて、
なんて言葉は出てこず、
明るく、柄物などでも
上品なお召し物を着こなし、
スピード感と行動力があり、
カラッとした、サッパリした人柄で、
厳しいけれど、相手のことを考えて親身になってくれる人柄、
いつも綺麗に整えられた身嗜み。
いつも綺麗に片付き、
必要最低限だけど、
上品に飾り付けはあり、
掃除の行き届いた部屋。
どんな物事でも、基本、基礎の大切さを教えていただきました。
今は先生方と交流はありませんが、
年齢を重ねても美人として、
私にとって、ずっと理想としている女性です。