自分を大切にできない原因？なぜ私たちは自分を後回しにしてしまうのか
「自分を大切にしたいのに、大切にする方法がわからない」
「いつも自分のことは後回しで、他人のために生きている」
そんなふうに感じたことはありませんか？
自分を大切にできない人は、これまでの環境や思考のクセが関係していることが多いです。
自分を大切にできないのは「性格」ではない
自分を大切にできないのは、あなたの性格の問題ではありません。
多くの場合、周囲の人と円滑な人間関係を築くために、
築き上げてきた習慣や、周囲の常識によって形成された考え方によるものです。
・我慢するのが当たり前
・周りを優先することが思い遣り
・自分の気持ちを言うと、嫌な顔や嫌な態度をする人がいた
こうした経験が積み重なると、
無意識に「自分を後回しにしなければいけない」
「自分の主張はしてはいけない」と考えるようになります。
原因① 我慢することが美徳だという縛られた常識
特に、真面目で責任感が強く、優しい人ほど、
「我慢＝マナー」
「耐える＝美徳」
という価値観を周囲から植え付けられています。
その結果、
・疲れていても休むことに罪悪感を感じる
・嫌なことでも断ると相手に失礼だと思う
・心身を壊しても、限界まで頑張らないといけないと思い込む
という状態が続きます。
しかし、私の考える美人に生きる生き方は、
我慢や耐えることではなく、自分にも周りにも心地の良い選択をすることです。
原因② 人に嫌われることへの恐れと代償
自分を大切にできない人の多くは、
「嫌われたくない」
「迷惑をかけたくない」
「不快にさせたくない」
という周囲を尊重した気持ちが強いです。
そのため、
・本音を言えない
・無理なお願い、自分だけが損をするお願いを引き受ける
・自分の希望を伝えることが出来ない
という行動を取ってしまいます。
ですが、他人の気持ちや他人の事情を優先し続け、
自分のことを自分が一番雑に扱った結果、
周りからも一番雑に扱われるのが自分自身になってしまいます。
原因③ 自分の価値を低く見積もっている
自分を大切にできない背景には、
「私なんて何もできないから」
「どうせ私には何もないから」
という自己評価の低さがあります。
これは過去に誰かにこういった言葉を投げかけられ、
それが深い傷となり、それが自己認識へ繋がってしまった人が多いのではないでしょうか。
自分の価値を低く見積もっていると、
・良い扱いを受けられる場面で、受け取ることに強烈な抵抗感が生まれる
・我慢や忍耐のいる劣悪な環境に何故か安心感を抱き、居続けてしまう
・自分が幸せになることに罪悪感を持つ
状態に陥ります。
原因④ 自分の声を聴くのが怖くて、感情を無視している
現代は、とにかく忙しい。
仕事、家事、人間関係、情報…。
その中で、自分の感情に向き合う余裕がない。
それは、忙しいことが原因のように思えるけれど、
実際は、忙しいことが原因で、自分の声を聴かなくて済むことに
ちょっとした安心感もある。
「考える、自分の声を聴くことより先に、何も考えずに動く」
ことが習慣になってしまいます。
・モヤモヤする
・理由はわからないけど疲れが取れない
・満たされない
これらを放置し続けると、自分の声が徐々に聞こえなくなっていきます。
原因⑤ 「自分を大切にする」方法を知らない
そして、自分を大切に出来ていない人の大半が、
実は、そもそもやり方がわからないというケースです。
自分を大切にする家庭環境ではなかったり、
周囲の人間に自分を大切にしてくれる人がいない環境で育っている場合、
・どう休めばいいかわからない「休み方が分からない」
・自分の好きなことがわからない「心の声が聞こえない」
・境界線の引き方がわからない「嫌われたくないから我慢する」
という状態になります。
これに関しては、自分で「大切にする」ということについて学んでいく必要があります。
自分を大切にできない自分を否定しない
ここまで読んで、「当てはまる…」
と感じる方もいると思います。
日本人は協調性が高く、優しく、忍耐強く、謙虚で
周囲を尊重して、周囲の輪を大切にしてきたので、
自分を大切にするということより、周囲との和を大切にする生き方が
大切にされてきました。
自分を大切にするという考え方は、現代的な考え方だと思います。
周囲の人を大切にすることは、もちろん大切です。
ですが、同じように、自分のことも尊重し、大切にしていいのです。
自分のことも他人と同じように大切に尊重することで、
自分のことを好きになっていけます。
自分のことを大切に出来ていなかったと気づけたのであれば、
今が変わり始めるタイミングです。
美人に生きるための第一歩は「自分の心の声に気づく」
自分を大切にする生き方の第一歩は、
・自分は今、無理をしていないか
・本当はどうしたいのか
・疲れていないか、休息したくないか
と、自分に問いかけることから始まります。
自分の心の声に耳を傾けること。
それが、美人に生きる土台になります。
まとめ｜原因を知ることが、自分を大切にする始まり
自分を大切にできないことは、自分が悪いわけではありません。
・我慢が美徳の環境だった
・相手の要望を断って嫌われた経験がある、もしくは嫌われている人を見たことがある
・自分に価値があると教えてくれる人がいなかった、もしくは、自分には価値がないと教わってきた
これは、過去の経験を通して学んできた生き方です。
けれど、今の自分に必要なことは、自分を大切にすることです。
美人に生きるとは、
自分に配慮し、丁寧に扱うこと。
次の記事では、
👉 「自分を大切にする習慣｜毎日できる小さな実践」
をお届けします。
