自分を大切にすることが、美人に繋がる
「美人になりたい」と思ったとき、
多くの人はまず外見を変えようとする。
メイク、服、ダイエット、スキンケア、ヘアスタイル。
もちろんそれらは大切。
けれど、どれだけ外見を整えても、
満たされない人がいる一方、
特別派手でもないのに「綺麗だな」と、人目を引き、魅力的に感じる人もいる。
その差は何か。
私は、その差は、自分を大切にしているかどうかだと思う。
自分を大切にする人の纏う「雰囲気」と、
自分を雑に扱う人の纏う「雰囲気」は違う。
自分を大切にしている人の共通点
・無理をしすぎない
・自分の気持ちを無視しない
・疲れた自分を労る
・自分のことだからと雑に扱わない
そういう人は、自然と表情にも、心にも余裕がある。
声も落ち着いていて、ゆったりとした佇まい。
安定した、安心感のある雰囲気。
反対に、自分を後回しにすることに慣れている人は、
呼吸が浅く、いつもせわしなく、どこか切羽詰まった雰囲気が出る。
美しさは、
外見がいかに整えられているかよりも、
その人がどんな状態で生きているかを映す。
だからこそ、自分を大切にすることは、
美人へ繋がっていく。
自分を大切にするというと、
自分を甘やかすことと勘違いする人がいる。
自分を大切にするとは、
わがまま、自己中心的、自分勝手、傍若無人
そんなイメージを持つ人もいる。
けれど、実際は、真逆。
自分を大切にするとは、感情と現実の両方に責任を持つこと。
疲れているときに、自分が付かれていることに気付き、優しく、無理をしない対応をする。
嫌な違和感を「気のせい」で流すのではなく、自分の気持ちを受け止め対応する。
限界なのに頑張り続ける自分に対して、自分のことを客観的に見て、自分に一度「休め」と指示をする。
ずっと頑張り続けてきた人、
ずっと自分のことより周りのことを大切にしてきた人、
ずっと自分のことをないがしろにしてきてしまった人には
自分を大切にする選択が、すごくすごく難しいことも多い。
断ったことがなければ、断る勇気を持つことは非常に怖いだろうし、
限界な自分のために、他人からの依頼や期待に応えない選択をすることは罪悪感でいっぱいになることもある。
それでも、自分を守る選択は、
ずっとくすぶってしまっていた、雑な扱いに慣れてしまった自分の殻を抜け出し、
心地よく、自分に優しい、自分が余裕を持てる自分へ変わっていける選択だ。
自分を大切にしない癖は、幼い頃から無意識に積み重なり、
それが「普通」になってしまっている。
皆、最初は自分の快、不快をよく理解できていた。
自分の心の声がよく聞こえて、それに従って、自分を大切にするために生まれてきた。
けれど、大人になるにしたがって、
常識に合わせた言動を学び、
空気を読むことを覚え、
我慢することが美徳と教わり、
嫌なことがあっても、笑顔を演じるうちに、
自分の心の声が聞こえなくなっていく。
・本当は嫌
・本当は疲れた
・本当はやめたい
・本当はゆっくりしたい
そんな気持ちを無視することに慣れると、
心が少しずつ少しずつ削れていく。
そして心が削れると、
心の声が聞こえなくなる。
心の余裕が失われる。
その心の削れた代償は、必ず顔や雰囲気に表れる。
美人に生きるために必要なのは、
容姿の完璧さだけではない。
まずは、自分の感覚を取り戻すこと。
自分を大切にする人は、自分へかける言葉があたたかい。
あなたは、自分にどんな言葉をかけていますか?。
失敗した、
落ち込んだ、
傷付いた、
思い通りにいかなかった。
そんなとき。
「どうしてこんなこともできないんだろう」
「普通の人はできるのに」
「私は本当に何もできない」
そんな言葉が無意識に頭の中いっぱいに駆け巡りませんか?
一番近くで、一番長く一緒に生きてくれる自分自身に。
毎日きつい言葉を浴びせたら、可哀そうだよ。
心が疲れるのも、心が自分の声を聴きたくなくなるのも、余裕がなくなるのも、当然。
自分を大切にする人は、反省はしても、自分を否定しない。
自分を否定するということは、自分が自分の敵になってしまうということ。
「私、すごい!」
「私、よく頑張った!」
「次はこうすれば、きっとうまくいく!」
そんな前向きな言葉を自分にかけられる人は、
自分が自分の一番の味方になってくれて、安心できる。
自分に対する安心感は、余裕につながり、自分を纏う空気まで、どこかキラキラするようになり、美しさになる。
美人に生きるとは、自分を削らない生き方
美人に生きるというのは、
常に完璧であることではない。
・無理を続けない
・自分をすり減らす人間関係や環境から離れる
・心が不快になる物事から離れる
今はものすごく小さな自分の心の声かもしれない。
けれど、その心の声をよく聴いて、自分を大切に守ること。
自分を大切にすることで、幼い頃の様な活き活きしたキラキラした
活力のある自分へ戻っていける。
その活力のある自分は、美人へとつながっていく。
美人は、日々、はぐくんでいくもの。
今日、自分のためにどのような選択をするか。
自分をいかに大切に扱うか。
無理をした自分に対し、今後無理をしないためにどのような対策が出来るか。
一つ一つ、自分を大切にする言動が、
本来の自分のやさしい表情や雰囲気を作っていく。
自分を大切にすることは、
全然してこなかった人はとても難しい行動だと思う。
けれど、世界で一番大切な自分に対し、
これまで、たくさん自分を裏切ったり、無理をさせてきたのであれば、
もうそろそろ優しくいたわって、世界一幸せにしてあげてほしい。
自分を雑に扱わない。
自分が喜ぶ選択、自分が幸せになる選択をしてあげる。
自分のための選択が、
確実に、幸せと美しさへ繋がっていきます。
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